• 進路コラム
  • 社員コラム

【合格を呼ぶ!】大学オープンキャンパスの歩き方(2021年度版)

「質問」を用意することで受験に役立つ深い情報が取れます。

  • 大学・短期大学進学 2021年 07月12日

夏を迎え大学のオープンキャンパス(以下、OC)が活況な時期となってきました。本稿ではOCに参加する際にぜひ押さえておきたいポイントを解説いたします。

今年のOCは「深い質問」をするための場と理解すること

 

夏に向けてこれから本格化する今年のOCは、予約制での開催が基本なのでまずは予約を取ることからはじめてみましょう。志望校のSNSアカウントに事前登録をしておくと、情報が集めやすいです。

 

*編集部注:7/12からの緊急事態宣言発動により、今後の首都圏におけるOCに関して日程や内容の変更を行う大学が出てくる可能性があります。

特に対面型のOCを予定していた大規模校は、密を防ぐためオンライン開催に切り替えるケースも予想されますので事前に必ず志望校のWEBサイトをチェックして開催内容に変更がないか、ご確認ください。(7/12追記)

 

対面型のOCでは、人数制限の影響で模擬授業などは大勢が教室に集まるのを避けるため動画配信で行い、具体的な受験生の個別質問に時間をかける大学が増えると思います。

 

そのため、せっかくOCに参加するならば、最低限1つは質問事項を用意して臨むことをお勧めします。大学にとってOCに来場する皆さん(高校生)はお客様なので、真面目な大学ほどしっかり質問に回答してくれるものです。ぜひ質問を用意しておいてください。

 

質問が思い浮かばない人のために参考まで、私が受験生なら必ず聞くのは「この大学の~学部は他大学の同じ名前の学部と学びの内容はどう違うのですか?」という質問です。

 

なぜなら、数か月後に総合型選抜などで受験する際にこれと全く同じこと(他大学にもたくさん~学部はあるのになぜ本学を志望したのですか?など)を、聞かれるからです。先に聞いておけば面接対策も立てやすいですし、もしかしたら先生が親切に他校との違いを説明してくれるかもしれません。その場合は全てメモしておきましょう。

 

この他にも、「学生生活」「どんなことを学ぶのか」「授業以外で活用できるスペースの充実度」など、自分がその大学に入った時に気になる事を考えて質問を作ってみましょう。

 

もう1つ、総合型選抜や学校推薦型選抜の公募制試験などで事前課題がある大学の場合はOCが絶好の質問チャンスです。運がよければ問題を作っている先生に直接質問できるチャンスがあるかもしれませんので活用しなくては損です。

 

事前課題は時間をかけて丁寧に取り組めば多少学力に自信のない受験生にもチャンスがあるので手間を惜しんではいけません。また、「総合型選抜ガイダンス」などの入試に関する講座にもぜひ参加してください。

 

OCに登場する教員はキーパーソンが多い?!

 

あまり知られていない話ですが、大学案内やWEBサイトに登場する教員はその大学の「顔」として学内から一目置かれ、授業が上手で地位のあるキーパーソンの登場率が高い傾向にあります。

 

そう、このような教員と会えるチャンスがあるのがOCなのです。たとえば事前に志望学部の模擬授業を動画で視聴し、大学案内も見て登場した先生の名前をメモしてOCに行ってみるとします。するとそこには動画や大学案内で見た先生が目の前にいてあなたの質問に答えてくれる。なんてこともあるのです。

 

特に中小規模の大学や短大は教員数も少ないので大いにあり得る事なのです。先生と会った時にぜひ、やってほしいのは、「WEBで先生の授業を聞きました」「大学案内に出ていた先生ですよね?」などと挨拶をすることです。

 

もし、この先生が数か月後の総合型選抜や学校推薦型選抜の面接官で登場したらどうなるでしょうか?「お~、OCで質問してくれた方ですね!」などと顔を覚えていてくれて面接が盛り上がる事、まちがいなしです。

 

まあ、こんなにうまくはいかないかもしれませんが、やってみる価値はあると私は思います。しつこいですが、そのためにも事前に大学案内やWEBサイトは見ておいてくださいね。

 

今年の対面OCは施設の雰囲気を見る事ももちろん大切ですが、ぜひ、受験に役立つ質問と事前調べをしたうえで参加してみてください。それがライバルとの差別化にもつながりますので!*自宅でできる学校調べの記事はコチラ

 

SINRO! 編集長 河村卓朗 

 

ページトップへ
メニュー