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自宅でできる、志望校の調べ方(専門学校 番外編:職業実践専門課程)

  • 専門学校進学 2020年 04月17日

学校調べに役立つ情報が満載!「職業実践専門課程」の公開情報を活用しましょう。

昨今の社会情勢も相まって、WEB上で専門学校調べをする方も多いことと思います。調べる際の具体的なポイントはこちらの記事でもお話ししていますが、中には学校のWEBサイトやパンフレットを見ただけではなかなか分からない情報もあります。もうひとつ上級者向けのアプローチとして、「職業実践専門課程の公開情報」の活用方法をご紹介します。

 

職業実践専門課程とは、専門学校の中でも特に企業などと連携して実践に即した教育をしている学科として、文科省が認定した課程のこと。カリキュラムの編成や実習・演習の授業、教員への実務研修など、さまざまな面で企業との連携を取り入れています。

認定課程では、教育の取り組みや学校運営についての情報を、WEBサイトなどで詳しく公表することになっています。実際のカリキュラムや授業時間数、学生数、就職実績や就職率など、パンフレットだけでは分からないデータが満載です。学校選びでぜひとも知っておきたい、学校の真価が見える情報ですから、これを活用しない手はありません。

具体的にどんなことが分かるのでしょうか。まずは学校のWEBサイトから探してみましょう。サイトのトップ画面や学校情報などのページで、「職業実践専門課程の基本情報について」とか「学校情報の公開」といったようなワードで掲載されていることが多いです。開いてみると、このような様式で公表されています。

職業実践課程 情報公開様式.jpg

かなり具体的な数字が出てくるのが分かりますね。重要な項目をいくつかあげてみると、

・授業時間数
課程修了に必要な総授業時間数と、そのうち講義・演習・実習・実験・実技それぞれの割合が分かります。

・生徒総定員
定員数だけでなく実員(実際の在籍人数)が分かるので、定員充足率が割り出せます。さらに留学生の人数や教員数も分かるので、学校の雰囲気も想像できそうです。

・就職状況
就職先の一覧はパンフレットにも載っていますが、ここではさらに、その年の卒業生とそのうちの就職希望者、そして実際に就職した人の人数まで分かります。

・資格・検定
国家資格や検定ごとに、受験者数と合格者数が記載されています。在籍者に対する受験者の割合も必ずチェック。また資格ごとに取得方法も併記されています。

・中退状況
気になる中途退学者数と中退率も分かります。中退防止にどんな取り組みをしているかも見ておきましょう。

 

その他にも学校関係者評価や、認定課程として「企業と連携したカリキュラム編成」「実習、実技、実験又は演習」「教員への実務研修」にどのように取り組んでいるか、カリキュラムなどについても詳しく書かれているので、すべてに目を通しておきたいですね。

 

文科省のサイトで、職業実践専門課程の認定を受けている学校・学科の一覧を見ることができます。ちなみに認定は「学科ごと」に行われるので、同じ学校の中で認定を受けている学科とそうでない学科が混在していることもあります。気になる学科が認定課程かどうか、一度調べてみるといいですね。

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