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【日本大学】「自主創造」を掲げる日本大学が誇る 教育の多様性と卒業生ネットワーク

日本最大規模の総合大学が進める「教育」と「入試」の現在地

  • 大学・短期大学進学 2021年 12月17日

16学部87学科を擁する日本最大規模の総合大学である日本大学。

「自主創造」を教育理念として掲げ、自ら学び、自ら考え、自ら道をひらく人材を育成している。

幅広い研究領域と日本一といわれる卒業生ネットワークを活かした独自の教育と最新の入試制度について、本部学務部の中村好延特任事務長に話を伺った。

聞き手・構成 河村卓朗(SINRO!編集長)

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キャンパスが異なる学部間の交流も盛ん

―日本大学の多様な学びの魅力について、詳しくお聞かせください。

 日本大学は、人文系、社会系、芸術系、理工学系、農学系、医歯薬系など、学問領域の約9割を網羅した16学部を擁する真の総合大学です。

 日本大学の各学部は、原則として独立したキャンパスを持っています。似た学問領域でもキャンパスの立地や雰囲気、研究内容にそれぞれの特色があります。

 例えば、法学部と経済学部は東京都心の神田三崎町に都市型キャンパスをそれぞれ構えています。危機管理学部とスポーツ科学部のある三軒茶屋キャンパスには最新設備が整うプールやトレーニング施設があり、芸術学部キャンパスにはテレビスタジオや音楽棟があったりします。

 キャンパスが分散していると他学部との交流ができないのでは……と心配になる人もいるでしょう。

 そこで、日本大学では、他学部の科目を履修できる「相互履修制度」を設けています。この制度を利用すれば、理工学部の学生が芸術学部の科目を履修することも可能です。もちろん、「相互履修制度」で修得した単位は、卒業要件に算入されます。

 また、1年次に履修する全学共通教育科目「自主創造の基礎」で行う「日本大学ワールド・カフェ」も特徴的です。これは、短期大学部を含む全学部の1年生約1万6000人が学部を横断して、グループワークを行うプログラムで、2021年度もオンラインで実施しました。

 

合格者数は増加傾向。3月末に追加合格も

―受験勉強もラストスパートの時期に入りました。一般選抜のポイントについてお聞かせください。

 一般選抜の実施方法や内容(図1参照)については、大きな変更はありません。

 「N全学統一方式」が最も早い試験で、複数の学部学科を併願でき、1出願あたりの入学検定料は医学部・歯学部を除いて1万8000円です。これと各学部の「A個別方式」を組み合わせると合格のチャンスが広がります。

 入学検定料の負担軽減にも力を入れています。例えば、同一学部・同一学科を「A個別方式」(3万5000円)と「N全学統一方式第1期」(1万8000円)で同時出願した場合、「A個別方式」の入学検定料のみで受験できます。また、図2のように「N全学統一方式」を活用する方法もあります。

[図1]2022年度 一般選抜の種類
A個別方式 各学部等が独自に実施する一般選抜。
学部本校舎以外にも試験場を設ける場合がある。
N全学統一方式 同一試験日、同一問題で複数の学部学科を併願することができる。
入学検定料は18,000円(医は60,000円、歯は24,000円)。
第1期では地方試験場を設ける。
C共通テスト
利用方式
大学入学共通テストの得点を利用して合否を判定する。
CA 共通テスト
併用方式
大学入学共通テストと、学部独自の試験等の得点の合計点で合否を判定する。
 
[図2]入学検定料の負担を軽減!
N全学統一方式を利用した場合
「N 全学統一方式」の入学検定料は18,000円(医学部・歯学部除く)。
上手に利用すれば、「A 個別方式」よりも入学検定料がおトクに!
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―入学定員厳格化の影響もあり、ここ数年、3月に追加合格を出す総合大学が増えています。

 入試改革元年だった昨年度は、コロナ禍の影響もあり、志願者数が減少に転じた首都圏の私大が目立ちました。その影響もあり、複数の大学に合格した受験生を取り合う状況が生まれ、多くの大学で最終的な合格者数が増加する傾向が見られました。

 入学定員厳格化の流れを受け、各大学では合格発表時に正規の合格者数を絞り、手続き状況や辞退状況を見ながら追加合格を出す方法が定着しています。

 日本大学でも昨年度、3月末になって追加合格を出した学部学科が複数あり、受験生や保護者、高校の教職員の皆さまをやきもきさせてしまったことを心苦しく思っております。手続きや辞退の傾向もつかめてきたので、今年度あたりから正規の合格者数や早めの追加合格者が増えてくるかもしれません。

 入学定員厳格化が続く限り、追加合格は出るでしょう。本学には共通テストの成績に左右されず3月に受験可能な「N全学統一方式第2期」があります。受験機会を多く用意しているので、諦めずに挑戦してください。

 

短期大学部からの編入、夜間部からの転部も可能

―短期大学部からの編入や夜間部からの転部も盛んですね。

 短期大学部は三島キャンパス(静岡)にビジネス教養学科と食物栄養学科、船橋キャンパス(千葉)に建築・生活デザイン学科とものづくり・サイエンス総合学科があります。

 いずれも短期大学部卒業後、学部3年次に推薦方式で編入できる制度があります。2021年度は三島キャンパスのビジネス教養学科から、46名の学生が国際関係学部に編入しています。

 さらに、船橋キャンパスの2学科からは、同キャンパス内の理工学部や近隣の津田沼にある生産工学部に123名が編入しています。

 法学部法律学科第二部(夜間部)から、第一部(昼間部)に転部するルートもあります。夜間部は学費が安く、経済的なメリットもあります。その他、通信教育部から通学課程へ転籍する制度もあります。

 

―最後に日本大学に興味のある受験生と保護者にメッセージを。

 日本大学の教育理念は「自主創造」です。「自ら学ぶ」「自ら考える」「自ら道をひらく」能力を身につけた「日本大学マインド」を有する人材を幅広い業界に輩出しています。

 日本大学では、キャリア教育、就職支援にも力を入れています。ここで頼りになるのが、全国に広がるOB・OGネットワークです。日本大学の卒業生は約122万人を数え、社会のあらゆる分野で在学生の就職活動をサポートしてくれます。

 日本大学には、毎年約3万件の求人情報が寄せられるほか、日大生だけが利用できる就職情報サイト「NU就職ナビ」で卒業生情報や先輩の就職活動報告を閲覧することも可能です。

 日本大学に入学すれば、日本最大規模の総合大学としての充実した教育制度、卒業生ネットワークをフル活用できます。ここで「主体性」や「協働性」を伸ばしながら、大いに学び、夢を実現してほしいと思います。

 

お話を伺った方
日本大学 本部学務部
中村 好延 特任事務長

 

⇒『進路の広場』で日本大学日本大学短期大学部を見る

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