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【立正大学】文系にも開かれた実践的なカリキュラムで それぞれの将来像に応じたデータ活用を学ぶ

スポーツ、ビジネス、社会、観光分野での応用に特化した科目が魅力!立正大学データサイエンス学部で広がる未来の選択肢

  • 大学・短期大学進学 2024年 08月07日

2021年にデータサイエンス学部を開設した立正大学。

コンセプトのひとつである「文系・理系どちらにも開かれたカリキュラム」の通り、幅広い領域にデータサイエンスの技術を活用しようと、4年目を迎える現在も多くの学生が課題や研究に熱意を持って取り組んでいる。

自身も気象データ解析の専門家であり、データサイエンス学部で教壇に立つ平田英隆准教授に、教育の特徴や入試制度のポイントなどについて話を聞いた。

聞き手・構成 河村卓朗(SINRO!編集長)

文系にとって壁となる数学や統計もサポート

―2021年に開設された立正大学データサイエンス学部の教育の特徴についてお聞かせください。

本学のデータサイエンス学部の特徴は、理系だけでなく文系の学生にも開かれた学部であるということです。

1年次には「データサイエンス入門」「AI 入門」「プログラミング基礎実習」といった必修科目を受講し、データ活用の実例に触れながら基礎を固めてもらいます。「気温が上がるとアイスが売れる」といったように、直感的に理解できる事象について、実際のデータを用いて分析していくようなイメージですね。

また、高校での文理選択を問わず学びを深められるよう、数学や統計の授業も充実させ、教員や上級生によるサポートも手厚く実施しています。

こうした基礎の学修を経て、2年次以降はそれぞれの将来の目標に向けて科目を選択していきます。本学部では、大きく分けて2つの科目群を設置しています。

ひとつは「データサイエンス科目群」。これは、より高度なデータサイエンス人材になりたい学生向けの科目です。AIやプログラミング、統計学などを駆使して、具体的な課題解決やサービス開発を行う能力を養います。

もうひとつの「価値創造科目群」は、データの利活用を通じ、応用分野での価値創造をめざす学生向けの科目です。データに基づいてビジネスや社会、観光、スポーツ分野における課題の把握や解決を行う能力を身につけることができます。

選択する科目群に応じてコースを分けているわけではありませんので、それぞれの学生が領域を横断しながら自分に合った授業を履修し、応用分野の学びと本格的なデータサイエンスの学びを組み合わせながら知識を深められるカリキュラムとなっています。

そして、3年次以降には、それまでの学びを活かしてゼミナールでの研究を進めていきます。AI を開発したい学生であればより専門的な知識を深める、スポーツが好きな学生であればデータを用いて野球の走塁技術の向上を図る、ビジネスに興味を持つ学生であれば人の動きをデータ化してマーケティングに役立てるといったように、関心に応じて柔軟に研究に取り組むことが可能です。

各ゼミナールでは、企業や官公庁と連携した研究も盛んに行われています。

立正大学データサイエンス学部 学びの流れ

インターンでの経験が将来につながる

―実践的な学びも貴学部の魅力だとお聞きしています。具体的な事例について教えていただけますか?

立正大学データサイエンス学部では、インターンシップやフィールドワークなど、実社会におけるデータサイエンスの活用を意識した学びを提供しています。インターンシップでは教員が学生一人ひとりと面談し、適性のある業界・企業を割り振ります。

ある学生をベンチャー系のIT企業に送り出したところ、現場でのデータ分析にやりがいを見出し、また先方の評価も高かったことで、引き続き長期インターンに参加することになったという事例もあります。

また、学内のインターン先が直接の就職先にはならずとも、企業で実際のデータを取り扱った経験が就職活動において大きなアピールポイントになったという声も、学生から数多く聞いています。

―2025年度の入試について、前年からの変更点やポイントをお聞かせください。

年内入試の需要の高まりに対応すべく、総合型選抜の定員を大幅に増枠します。また、多様な学生に対して間口を広げるため、従来の「総合評価型」に加えて、「活動評価型」を新たに実施します。これにより、総合型選抜の方式が2つになりました。

「総合評価型」は、主に小論文、提出書類と面接で評価する試験形式です。データサイエンス分野への関心が高く、意欲を持って小論文に取り組むことのできる受験生向きの選抜だと考えます。

一方の「活動評価型」は、探究活動に関わるレポートで評価する試験形式。高校の探究の時間にデータを活用した経験があったり、自主的にアプリ開発をしたりと、データサイエンスを学ぶ上でアピールできる活動に注力してきた受験生におすすめしています。

2025年度総合型選抜のポイント
―最後に、立正大学データサイエンス学部をめざす受験生と保護者にメッセージをお願いします。

「データサイエンス」という言葉を聞くと、複雑で縁遠い印象を持つ人も多いと思います。しかし、Web上の広告やSNSのおすすめ機能など、情報技術は私たちのすぐ近くで役立てられています。

皆さんの身の回りには、他にどのようなデータ活用の例があるでしょうか。そうしたことを意識して勉強に励み、ぜひ本学に入学してデータサイエンスの可能性を広げていただきたいと思います。

お話を伺った方

立正大学 データサイエンス学部
平田 英隆 准教授
2019年に立正大学地球環境科学部助教、2021年に立正大学データサイエンス学部専任講師に就任。2024年より現職。気象ビッグデータや数値シミュレーションを用いた価値創造に取り組む。具体的な研究テーマに、『気象現象(爆弾低気圧、台風など)のしくみの解明』など。

⇒『進路の広場』で立正大学を見る

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