• ホーム
  • 進路コラム
  • 【産業能率大学】受験生の未来の可能性を切り拓く 産業能率大学の「総合型選抜」
  • 進路コラム
  • スペシャルインタビュー

【産業能率大学】受験生の未来の可能性を切り拓く 産業能率大学の「総合型選抜」

文部科学省に高く評価される独自の総合型選抜の狙いと本質に迫る

  • 大学・短期大学進学 2024年 08月05日

確かなコンセプトのもと総合型選抜を実施し、文部科学省からも高く評価されている産業能率大学。

併願可能な総合型選抜をいち早く導入するなど、先駆者として常に新たな入試スタイルを模索してきた。

仕掛け人の林巧樹入試企画部長は、「受験生の自己肯定感を高めるのが総合型選抜の役割」と語る。

独自の選抜方式の狙いについて伺った。

聞き手・構成 河村卓朗(SINRO!編集長)

産業能率大学の総合型選抜は自分の将来を考える入試

―2024年度入試について、林部長が感じた受験生の傾向があればお聞かせください。

現行課程最後の入試となった2024年度入試では、受験生が年内入試を選ぶ傾向がますます顕著になったと感じています。今や大学全体の85.6%※が総合型選抜を導入しており、大学入学共通テストとほぼ変わらない市民権を得ています。

※出典:令和6年3月文部科学省「大学入学者選抜における総合型選抜の導入効果に関する調査研究」

総合型選抜で入学した学生が、一般選抜で入学した学生より劣っているという話ももはや過去のものです。

例えば、産業能率大学では、「キャリア教育接続方式」という総合型選抜から非常に高い意欲の学生が入学しており、有名企業に就職した実績も多数あります。その理由は、自己記述書やプレゼンテーションなど多くの課題を乗り越えて入学してくるからです。

易きに流れる受験生の受け皿になるような総合型選抜をやっていても優秀な学生を獲得することはできません。やはり受験で楽をすれば、入学後に必ず苦労します。それがミスマッチの原因にもなります。

私は大学入試とは、自分を成長させるチャンスの場だと考えています。一般選抜を受験するために計画を立てて学習すれば、自立心を養うことができます。一方、総合型選抜は、自分の将来を考える入試です。自分は将来どうなりたいのかを繰り返し問われます。

夢について考えるには、自分の過去を振り返る必要があります。さらに自分が描く将来像を声に出して他者に表明する必要もあります。このプロセスによって、受験生は大きく成長できるのです。

―2025年度も総合型選抜に力を入れていくご意向ですか?

産業能率大学の学びをしっかり理解してくれる受験生を受け入れるために、引き続き、総合型選抜に注力していきます。それは個々の受験生が思い描く「未来の姿」に耳を傾け、共感し、多面的に評価できる入試だと考えているからです。

総合型選抜の方式としては、「AO(アドミッションズ・オフィス)方式」「AL(アクティブラーニング)方式」に加え、前述の「キャリア教育接続方式」などがあります。いずれもオープンキャンパスなど学内イベントに参加しながら、大学の学びへの理解を深め、面接やプレゼンテーションに臨む流れになります。

さらに、経営学部マーケティング学科では、「MI(マーケティング・イニシアティブ)方式」という総合型選抜を行っています。一般選抜との併願可能で、学費納入期限が2月下旬というユニークな選抜方式です。期限までに入学を辞退する場合、入学金は全額返還されます。

なかでも産業能率大学らしいのが、「キャリア教育接続方式」です。この方式は、3日間の「キャリア開発プログラム」の受講が出願要件となります。受講後、課題である「自己のキャリア構想」に基づく課題解決プランのプレゼンテーションに挑戦してもらいます。

この方式は、文部科学省「令和4年度大学入学者選抜における好事例」に選定されています。また、令和6年3月に発表された文部科学省「大学入学者選抜における総合型選抜の導入効果に関する調査研究」という報告書でも産業能率大学の総合型選抜が紹介されました。

―林部長が考える総合型選抜の本質とはどのようなものでしょう?

すべての高校生には、まだ開花していない、本人も気づいていない魅力があります。それを本人に見つけてもらうのが、総合型選抜の本質だと思いますね。自分の可能性は自分でしか見つけられません。産業能率大学は、総合型選抜によって、自己の可能性への探究を手助けしたいと考えています。それは、受験生一人ひとりの「自己肯定感」を高めることにつながります。これは総合型選抜の大きな意義だと思います。

産業能率大学 総合型選抜の流れ

自己肯定感を高めて入学した学生は伸びる!

―オープンキャンパスで志望大学の情報を集める際のチェックポイントがあれば、お聞かせください。

やはり現地に行って、キャンパスに入った瞬間の直観を大切にしてほしいですね。あとは在学生スタッフと積極的に話してほしい。「こんな先輩になりたい」というモデルが見つかれば、そこは志望大学の候補になってくると思います。

オープンキャンパスでは、入試に関する情報も提供しています。例えば、産業能率大学では、毎年「総合型選抜必見プログラム」を実施しています。

ここでは、過去の受験生の自己記述書などをサンプルに、私たちが受験生に何を期待しているかを具体的に伝えています。さらに公開模擬面接も実施しています。予備校に通うより、オープンキャンパスに来るほうが、ずっと合格への近道になると思いますよ。

―最後に貴学をめざす受験生と保護者にメッセージをお願いします。

産業能率大学は、学生一人ひとりの可能性をいかに伸ばすかを考えて教育を行っています。総合型選抜は、入学後の充実した学びにつながる羅針盤の役割を果たすものです。自分の可能性に気づき、自己肯定感を高めて入学してきた学生は、4年間で大きく飛躍していきます。まずは、オープンキャンパスで、産業能率大学の学びに触れてみてください。

お話を伺った方

産業能率大学
林 巧樹 入試企画部長
1997年より入試センターに在籍し、1年間で全国350校以上の高校を訪問。翌1998年より入試センター長となり、AO 入試(現在の総合型選抜)を導入。全国の高校、教育委員会等の依頼を受け、「アクティブラーニング」「探究」に関する講演を行っている。

⇒『進路の広場』で産業能率大学を見る

ページトップへ
メニュー