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【産業能率大学】受験生の自己肯定感を高める産業能率大学の「総合型選抜」

文科省「令和4年度大学入学者選抜における好事例」に選定された「キャリア教育接続方式」ほか独自の選抜方式を解説

  • 大学・短期大学進学 2023年 08月28日

旧AO入試の時代から総合型選抜に力を入れてきた産業能率大学。

併願可能な総合型選抜をいち早く実施するなど、先駆者として常に新たな入試スタイルを模索している。

「令和4年度大学入学者選抜における好事例」にも選定された「キャリア教育接続方式」など、独自の選抜方式の詳細とその狙いについて、林巧樹入試企画部長に話を伺った。

聞き手・構成 河村卓朗(SINRO!編集長)

MI方式で新たな属性の入学者を獲得できた

―急遽決まった入学定員管理基準の緩和がもたらした影響などを踏まえ、林部長は2023年度入試をどうご覧になりましたか?

 2022年11月に定員厳格化の緩和が発表された影響で、大規模大学の一般選抜の合格者は増えたと思います。つまり、大学は前期試験で合格が出しやすかった。その影響もあり、一般選抜の後期試験で追加合格がそれほど出なかった印象です。

 本学には独特の入学金全額返還制度がありますが、今年は昨年に比べ辞退者が少なく、返還者が減っています。恐らく全般的に繰上げ合格が減少した影響でしょう。

 2024年度入試は、現行課程最後の入試となる影響で、受験生の安全志向は加速するのではないかと思います。そのため、学校推薦など年内入試を選ぶ受験生、保護者も増加すると予想しています。

 

―貴学に関して、2023年度入試に導入された「MI(マーケティング・イニシアティブ)方式」の結果はいかがでしたか?

 「MI方式」は、経営学部マーケティング学科の総合型選抜で、一般選抜との併願が可能で、学費納入期限が2月下旬というユニークな選抜方式です。期限までに入学を辞退する場合は、入学金も返還されます。

 志願者の内訳は、他大学の一般選抜あるいは学校推薦型選抜と併願する受験生が半数、本学の「キャリア教育接続方式」など総合型選抜と併願する受験生が半数という結果でした。

 この「MI方式」は、面接の評価ウェイトが他方式より低いのが特徴で、代わりに社会課題に関するレポートを課し、それを評価します。試験では当日に課題が提示され、時間内にレポートを書きます。

 スマホ持ち込み可なので、暗記ではなく、思考力・表現力がストレートに問われます。スマホなどの使用には時間制限を設け、情報検索力、情報活用力などこれまでの学力とは異なる、新しい学力観に基づく個性的な学生を獲得できたと評価しています。

 

―そのほか2024年度入試の変更点や注目すべきポイントがあれば、お聞かせください。

 産業能率大学の学びをしっかり理解して入学してくれる受験生を受け入れるために、引き続き、総合型選抜に注力していきます。それは、個々の受験生が見る「未来の姿」に耳を傾け、共感し、多面的に評価できる入試だと考えているからです。

 総合型選抜の方式としては、従来から行っている「AO方式」に加え、「AL(アクティブラーニング)方式」「キャリア教育接続方式」(後述)などがあります。いずれもオープンキャンパスなど学内イベントに参加しながら、大学の学びへの理解を深め、面接やプレゼンテーションに臨む流れになります。

 一方、情報マネジメント学部現代マネジメント学科では、新たに学校推薦型選抜「公募制方式一般推薦(併願型)」を導入します。選考方法は書類審査と基礎学力テスト(英語・国語・数学から2教科選択)で、面接は実施しません。

 つまり、この方式は、高校時代での学力と充実度をはかるというものです。また、必ずしも第一志望でなくても推薦という形式で受験可能ということを理解してほしいと考え、併願可能としました。

 

産業能率大学 総合型選抜のポイント

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「キャリア教育接続方式」が
文科省「大学入学者選抜における好事例」に

―総合型選抜「キャリア教育接続方式」が文科省から優れた入試制度として評価されたと伺いました。

 この方式の出願要件に「キャリア開発プログラム(3日間)」の受講があります。自己のキャリア構想に真摯に向き合うことを必須としている点も評価されたと理解しています。また、選抜方法の課題である「自己のキャリア構想」に基づく課題解決プランのプレゼンテーションが、文科省がめざす「探究学習」の方向性と親和性が高いのだと思います。

 この選抜方式によって、自己肯定感が高まったと語る受験生も多く、学びに対してポジティブな気持ちで入学してくれます。その結果、PBL(課題解決型)の授業でリーダーシップを発揮する学生が多く、就職活動でもしっかり結果を出しています。

 毎回、オープンキャンパスではこの方式の合格者にプレゼンテーションしてもらいます。高校生は、はじめはとても無理と思うのですが、やがて「自分もこんなふうに人前で堂々と話せるようになりたい」と考えるようになります。自分を変えたい、新しい自分に出会いたいという高校生に、ぜひ受けてほしいですね。

 

―一般選抜のほうでは注目すべき方式はありますか?

 「MI方式」と同じターゲット層に向けた一般選抜の方式もあります。それが全学部で行う「未来構想方式」です。「大学入学共通テスト5教科型(学費減免)」と「同3教科型」の2種類があり、いずれも共通テストのスコアと事前記述課題および未来構想レポートの提出が求められます。詳しい入試情報は、大学公式サイトでご確認ください。

 

―最後に産業能率大学に興味のある高校教員・保護者へメッセージをお願いします。

 一部の難関校を除けば、大学に入りやすくなったのは事実です。だからこそ「受かること」を目的として進学先を選ぶのではなく、そこで何を学び、どういう力をつけたいのかを生徒やお子さんと一緒にしっかり考えてほしいと思います。

 大学側も学生に何を提供できるかという「本質」が問われる時代だと感じています。

 産業能率大学は主体的に学ぼうとする学生が多く集まる大学です。その雰囲気をぜひオープンキャンパスで体感してほしいと思います。

 

お話を伺った方

産業能率大学
林 巧樹 入試企画部長
1997年より入試センターに勤務し、1年間で全国350校以上の高校を訪問。
98年より入試センター長となり、AO入試を導入。全国の高校、教育委員会等の依頼を受け、「アクティブラーニング」「探究」に関する講演を行っている。

 

⇒『進路の広場』で産業能率大学を見る

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