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【東洋大学】多教科型入試で入学者の学力が向上 東洋大学が描く次世代の教育とは?

新学部設置やキャンパス改革でますます社会に求められる大学へ

  • 大学・短期大学進学 2023年 08月24日

先進的な入試で注目を集める東洋大学。

2023年度入試においても「多教科型入試」「英語外部試験利用入試」「数学必須入試」など独自の一般選抜にこだわった。

入試広報を担当する加藤建二入試部長は、「入学者の学力レベルは確実に上がっている」と語る。

今年、来年とキャンパス再編も進む東洋大学が描く人材育成のビジョンとは?

聞き手・構成 河村卓朗(SINRO!編集長)

一般選抜を主軸とした入試戦略を今回も継続

―2023年度一般選抜について、東洋大学の入試結果から見えてきた傾向はありますか?

 ひと言でいうと大学の「二極化」がますます顕著になったと思います。都市部の「大規模・学力上位大学」は、総合型選抜や学校推薦型選抜などの年内入試で入学者を確保しつつ、一般選抜でも2月はじめのいわゆる前期試験の正規合格者を大幅に増やした大学が多かったようです。

 その影響を受け、「中小規模・学力中下位大学」は、年内入試でも入学者を確保しきれず、一般選抜でも志願者を大幅に減らすという状況に陥っています。

 全体として、年内入試での入学者確保が加速し、一般選抜離れが進んでいます。同様に共通テストを回避する受験生も増えています。

 そんな状況下において、東洋大学は一般選抜を主軸とした入試戦略を続けています。これは、グローバル化、デジタル化が急速に進む社会の中で、「主体的に社会課題に取り組む人材の育成」を目標に掲げる東洋大学の教育に合致する入学者を確保することが最も重要と考えているからです。

 2023年度入試においても、入試のスコアや出身高校を根拠とした入学者の学力レベルは上がり続けています。「私たちはこういう受験生を受け入れたい」という思いが届いた証拠だと思っています。

 一般選抜に関するデータを詳しく見ていきましょう。東洋大学の入試方式の象徴といえるのが、「多教科型入試」です。これは2011年度からスタートしたもので、2023年度入試では、4教科・5教科型入試の入学者占有率が全体の11%になりました。

 一方で、一般選抜前期の2教科型の募集人員(第1部)はゼロに。さらに、文系9学部への導入を進めている「数学必須入試」の入学者占有率も14%に達するなど増加傾向にあります。もうひとつ顕著だったのは、英語外部試験利用者が増えていることです。

 東洋大学では、一般入試前期と共通テスト利用入試前期で英語外部試験の利用が可能です。2023年度は全学で63%の学生が英語外部試験を利用して入学しました。

 一般選抜におけるこれらの動きは、「これからの社会で必要な人材となるためには、多教科、英語4技能、数学の力が必要です」という東洋大学から受験生へのメッセージなのです。

 

赤羽台キャンパスで2学部5学科が始動

―2023年4月に赤羽台キャンパスに2学部が新設され、2024年には朝霞キャンパスが全面リニューアル予定ですね。

 赤羽台キャンパスに福祉社会デザイン学部と健康スポーツ科学部が新設され、福祉、健康、スポーツ科学、デザインという学問領域が集結しました。

 高齢化が進む今後の日本社会において、健康や介護福祉の分野を担う人材が必要なのは間違いありません。もともとある情報連携学部とも連携しながら、ここで社会システム全体をデザインできる人材を育成していきます。

 2024年春には、リニューアルされた朝霞キャンパスに生命科学・食環境科学に関わる2学部6学科を集約する予定です。「命と食が輝くスマートキャンパス」として、ここでも今後の社会で必要な人材を育成していきます。

 特に食環境科学部に新設されるフードデータサイエンス学科は、データの力で「食」の新たな可能性を切り拓くユニークな学びの拠点として注目しています。

 

東洋大学のキャンパス再編ロードマップ
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※2024年4月開設に向けて設置届出済、収容定員に係る学則変更の認可申請中。計画内容は変更となる場合があります。

 

―加藤部長は、この時代に「受験生に選ばれる大学」とはどのようなものだとお考えですか?

 「受験生に選ばれる」というと受験科目を減らしたりして、短絡的な方向へ進みがちです。本来、大学は社会のニーズ、学生のニーズを反映して、10年先を見越して、今回のような改組を計画します。大切なのは、変化しながら社会で必要な人材を育て続けることです。それが東洋大学のあるべき姿だと考えています。

 

―充実した大学生活を送るために受験生は高校時代にどのように過ごすべきでしょうか?

 幅広く学び、視野を広げることが、最終的に自分の選択肢を増やす結果につながると思います。受験が不安で、指定校推薦を狙うのも否定はしません。

 しかし、自分の可能性を自ら狭める選択はできればしてほしくない。とにかくなんでも挑戦して、興味あることはどんどんやる。そこから夢中になれることが見つかるはずです。

 東洋大学が多教科型や数学必須入試にこだわるのは、「人生の選択肢を増やしてほしい」というメッセージでもあります。実際、入試に出る数学の問題は、特別難しいものではありません。むしろ、数学が苦でないならば、合格を一気に引き寄せるチャンスにもなると思います。

 

―最後に東洋大学をめざす受験生と保護者にメッセージを。

 東洋大学の入試情報サイト「TOYO Web Style」では、現在500講座以上のWeb体験授業を視聴できます。まずは、大学にはどんな学問分野があるのか、どんな実験や実習ができるかなど、ゆっくり調べてみてください。

 東洋大学の入試の背景にあるのは、受験生の努力を最大限に評価したいという思いです。

 とにかく、入学後に頑張れる受験生に来てほしい。そのためにも高校時代にさまざまなことに挑戦する習慣をつけておいてください。保護者の皆さんは、お子さんの選択肢を狭めないようにそっと見守ってあげてほしいと思います。

 

お話を伺った方
東洋大学
加藤 建二 理事・入試部長
1987年、学校法人東洋大学入職。教務部、入試部、総務部などを経て、2013年から入試部長。14年から学校法人東洋大学理事。職員生活36年中23年が入試部勤務。入試情報サイト「TOYO Web Style」の仕掛け人でもある。

 

⇒『進路の広場』で東洋大学を見る

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