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【大学入試】志望校の決め方・選び方とは?

~大学の選び方が分からない!とお悩みの方に向けて~

  • 大学・短期大学進学 2022年 05月09日

5月に入り、高3生にとっていよいよ受験が身近なシーズンになってきました。
しかし、実はまだ志望校が決まっていない、という人もいるしれません。本稿では志望校選びの基本的な考え方について解説していきたいと思います。

高3の5月といえば大学受験を希望する受験生にとって、いよいよエンジンをかけるべき、大切な時期です。本稿は、すでにしっかりと志望校(+学びたい学科)が決まっている人はご覧になる必要はありません。

志望校がハッキリ見えている人は合格のために「やるべきこと」の逆算もしやすく、入試本番までのスケジュールを立てて、すでに具体的な対策も進めているに違いないからです。志望校が決まると受験勉強にも勢いがでるものです。

ところが、志望校はおろか、やりたいことも見えていないと「何をしていいかわからない(という言い訳でズルズルと時間が過ぎてしまう)」状態になりがちです。

ここから一歩前へ進むために今から何をするべきなのか、解説していきましょう。

 

【学部学科選び】自分が学んでみたいことをまず見つける

志望校と一口にいっても「◯◯大学に入りたい!」だけでは不十分です。その大学で「何を学びたいか?」が重要だからです。ですから「◯◯大学で××についてぜひ学びたい!」と考えることが理想であると思います。

ここで難しいのは、「自分が学んでみたい学問とは何か?」をキチンと理解したうえで志望学科を見つけることです。たとえば将来、自分で起業をしてみたいからビジネスに役立つ学びができそうな経営かビジネス系の学科に行きたい!経済学科はちょっと違うかな?など、具体的であればあるほど望ましいです。

私の大昔(高校生時代)を顧みると、ほぼそんなことは考えておりませんでした。かろうじて、無類の歴史オタクだったので「史学科がいいな」、「いや、史学科がある大学は少ないな。同じ暗記系で将来役に立ちそうな法律でも学ぼうかな」程度の考えでした(結果、法学部に進む)。

しかし、この程度でもいいので「やりたいこと」を見つけて考えておくと「つまらないから大学を辞める(退学)」という最悪の結果を招く危険は減ります。まずは「やりたいこと、学んでみたいこと」を見つけてください。


どうやって「やりたいこと」を見つけるか?

ここからの話はまさに今、多くの高校で高3生の皆さんに講演をさせていただいている内容でもありますが、とにかく行動にうつすことが大切だと考えています。

すなわち、気になる大学の個別見学会やオープンキャンパスに行く、ここ数年WEBで模擬授業などの配信をする大学がとても増えましたので、それらの授業動画を視聴してみる、そして自分が興味のある学問が学べる大学は何校くらい存在するのか?などを調べてみましょう。

現高3生はコロナ禍の影響でこれまで満足に志望校を見に行く機会に恵まれないなど、辛い状況にあったことと思います。幸い、今年は対面型のイベントが増えそうですので今からでもぜひ、予約をして足を運んでみてください。

少し宣伝になりますが、志望校を見比べる際に便利な志望校検索サイト『進路の広場』もぜひご利用ください。各大学の特徴や4年間の学費、イベント日程などが一目で見れます。特に総合型選抜で必須のアドミッションポリシーなどもすぐに分かる点がおススメです。

このような大学検索サイトなども参考にしながら、「学んでみたいこと」を探す際におすすめなのが、学部・学科数の多い大手大学の模擬授業動画をチェックすることです。

色々なタイトルをみて「あ、これは面白そうだ!」というものを見つけて実際に授業を聞いてみましょう。

いくつかを見て面白い内容に出会ったら、「へえ~、このテーマは経済学科なんだ」など、動画でみたテーマを取り扱う学科をイメージできます。WEB模擬授業は間違いなく4年間その学科で学ぶことと関わりの深いことを取り上げますので、ミスマッチを防ぎ「やりたいこと」に近づけます。

特におススメな大学サイトは、600以上の模擬授業を用意している東洋大学の「TOYOWebStyle」です。まずはテーマだけをザッと見て興味が持てそうなものをメモするだけでもよいでしょう。そこから逆引きして自分の興味・関心が持てそうなテーマを扱う学部・学科を見つけるのです。それさえ見つかれば大きな前進です。

 

興味のある学科が見つかったら次は「比較をする」

興味のある学部・学科が見つかったら次は同じような学部・学科を持つ他大学も調べてみましょう。すると、例えば同じ学科名(たとえば経済・法・工学科など)でも、大学ごとに微妙にカリキュラム(時間割や授業科目)の内容が違うことに気がつくはずです。これは、総合型選抜対策としても重要です。

なぜ重要か?調べた結果、同じ学科の中でどの大学のカリキュラムや授業科目に1番興味が持てそうか?が見えてきます。それこそが「~学を学ぶなら~という科目がある御校で学びたいので受験します」という、面接でも役立つ、強い志望動機になるからです。

そして、志望校候補となる大学・学部・学科が見えてきたら、オープンキャンパスや個別見学会に参加して志望学科の模擬授業を聞きつつ、実際のキャンパスの雰囲気を見てきましょう。できれば3校ほど比較ができると判断がしやすくなります。

4年間通うことになるキャンパスまでの通学時間や雰囲気、空き時間にくつろげそうなスペースがありそうか?など、実際に行って見ないと分からないポイントは沢山あります(OCの歩き方の詳細は別記事にて)。

いかがでしたでしょうか?まずは、「やりたいこと(志望学科)」を見つけて、次に「志望学科を持つ複数の大学のカリキュラムをチェックする」、そして「実際にキャンパスを見学する」まずはこの3ステップを今すぐやってみてください!

その結果、志望校(学部・学科含む)が決まれば、あとは合格するために勉強をがんばるのみです。まずは、志望校をしっかりと決めてくださいね。

SINRO! 編集長 河村卓朗 
首都圏の大学・短大 検索サイト「進路の広場」はコチラ

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