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現役大学生に聞く!~「理学療法の学び」編~

  • 大学・短期大学進学 2021年 11月16日

いま、社会的ニーズの高い、看護やリハビリなどの医療系の学びが人気です。専門性の高いこれらの分野を目指す高校生は、早い段階から学びの内容を正確に理解することが大切です。

本稿では、昭和大学保健医療学部 理学療法学科で学ぶ相原瞬大さんにご自身の志望したきっかけや4年間の学びについてお話を伺いました。

けがで理学療法士さんと出会って、やりたいことも志望校も決まった。

なぜ理学療法士をめざし、昭和大学で学ぼうと思ったのですか?

小学校1年生からずっと野球を続けてきましたが、高校2年生の時にひじと肩を壊してしまいまして、八王子のスポーツ治療を専門とする整形外科にお世話になりました。

そこで出会った理学療法士の方は、単に治療だけでなく精神的にも寄り添ってくださって、私もこんな仕事をしてみたいと思ったのがきっかけです。このクリニックで働きたいと強く思い、ここで働くためにはどこで学んだらよいか聞いたところ、昭和大学の卒業生が多いと教わり、志望校も決まりました(笑)

 

睡眠をきっちり取って授業に集中その積み重ねが受験にも生きる。

一般選抜での入学とお聞きしましたが、受験準備は順調に進みましたか?

野球部の活動が3年の夏までありましたから、受験勉強はそれからでした。私は(昭和大学ではない)大学の付属高校に通っていまして、同級生は内部進学志望が多かったので、その雰囲気に流されてしまうかもしれないと感じ、塾に通うことにしました。

英語の長文読解などが解けるようになったのは受験の直前でしたが、なんとか間に合わせることができました。

 

高3までは学習面ではいかがでしたか

集中して勉強するのは定期テストの時にという感じでしたが、授業に集中してできるだけ時間内に理解するように心がけていました。部活引退後に受験勉強にすぐに切り替えられたのはそれまでの積み重ねがあったからかもしれません。

当時は朝練に行くために5時半には起きて放課後も練習です。家に帰れば疲れているので、遅くても23時には寝ていました。睡眠は大事です(笑)スマホはほとんど見なかったですね。

 

入試では面接もあったとのことですが、どのような対策をしましたか

理学療法士をめざしたきっかけが私の芯になっていて、今でもずっと自分を支えていると感じています。面接官にはそれが強く伝わったのかもしれません。実際の対策としては高校でも塾でも先生方に面接官役をお願いして練習をたくさんやりました。

なんといっても他学部の学生との共同生活は大きい。

富士吉田キャンパスでの1年間の生活はいかがでしたか

1年生として過ごした1年間は富士吉田キャンパスでの寮生活でした。チーム医療を育む目的ということで、保健医療学部(理学療法学科を有する学部)と医学部・歯学部・薬学部から1名ずつ、4名1部屋で過ごした生活が印象的でした。

他学部の学びを体感できたことは、医療を学ぶうえで視野が広がる貴重な体験だったと、今改めて思います。

 

2年次からの横浜キャンパスはいかがですか

理学療法学科は昭和大学のなかでも一番人数が多い学科です。私と同じようにスポーツをやっていた人や、家族がけがをしてリハビリテーションに接する機会があった人が同級生には多いですね。先生方や先輩との距離も近くて、恒例行事のバーベキューやスノーボードがコロナでできなくなってしまったのはとても残念ですが、学科のわいわいと楽しい雰囲気が気に入っています。

 

理学療法学科の学びについて聞かせていただけますか

とにかくたくさん勉強するという印象です。覚えなければならない知識が多く、言葉も難しいので大変ですが、臨床実習に行って患者様を担当すると、その覚えたことが「こういうことだったのか」と解明される感覚があってとても楽しいです。

またPBL、問題解決型学習(※Problem Based Learning)と呼んでいるのですが、グループで協力しながら症例について考え、発表する授業もあり、ここでもチーム医療を意識することができました。


実習は大学の附属病院で行うので、指導も大学病院の先生から受けることができます。実習に出る前の指導はかなりきちんとしていて、厳しくチェックされる私たちはかなり緊張するのですが(笑)、それだけ手厚いといえるのではないでしょうか。

今は国家試験に向けて準備をしています。ここでも数名のグループを作ってそれぞれが勉強するスタイルです。模擬試験の結果が振るわないと指導が入ったりもしますが、基本は自分たちで自主的にやっています。

 

最後に高校生に向けてメッセージをお願いします

私は現在4年生で、投球時にひじにかかるストレスの原因について研究をしています。続けてきた野球をベースにして、好きな研究を行ったりやりたい仕事をめざしたりする生活は充実していると思います。興味を持てるものを見つけて、それに近づくために動いてみるとよいのではないでしょうか。

 

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 相原 瞬大(あいはら しゅんた)さん
 昭和大学
 保健医療学部 理学療法学科 4年

 

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