大学入試センターのプレス発表(10月7日)によると、令和4年度大学入学共通テストの出願総数は10月7日17時現在で50万1981人だった。
前年度の最終受付日の出願総数が51万4651人だったので、出願数が1万2670人減ったことになる。内訳は
高等学校等卒業見込者(現役生)
:43万3491人 (44万555人)
高等学校卒業者等(既卒生)
:6万8490人 (7万4096人)
*()は昨年出願最終日の数
となり、現時点で現役生の出願数は昨年比7,064名減。既卒生は5,606名減だ。
確定志願者数については12月上旬に発表予定。
⇒大学入試センター プレスリリース
私大の8割以上が一般選抜で大学入学共通テスト利用入試を導入しているが、昨年度は大きく志願者数が減少した。
既卒生の数が昨年よりさらに減り、現役生の数も減少したこの結果が、次年度の私大一般選抜の大学独自試験や共通テスト利用入試の志願者数にどのような影響をもたらすか?
大学からは、総合型選抜の募集状況について「昨年と比べたら比較的活況」という声をよく聞く。11月に入れば学校推薦型選抜(指定校推薦)もある。こちらはここ数年、利用者が増加傾向だ。
これらの入試形式の募集状況を注視しながら分析を続けたい。
SINRO! 編集長 河村卓朗