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実はねらい目?国公立大学の 「総合型選抜」

年内に合否が分かる方式もある!国公立大学の多様な総合型選抜

  • 大学・短期大学進学 2021年 09月13日

9月に入り大学入試では総合型選抜の出願がスタートしました。

実は国公立大学でも総合型選抜は盛んに実施されているのをご存じでしょうか?

本稿では、年内に合否が分かる国公立大学の総合型選抜の方式を中心にご紹介したいと思います。

国公立大学でも盛んな総合型選抜

総合型選抜は私立大学のものというイメージを持っている人も多いでしょう。
ところが、最近は国公立大学でも実施が進んでおり、募集枠も増えています。
 
学費面の負担が少ない国公立大学の総合型選抜の中には、ねらい目と思える方式もあります。
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2年目を迎える総合型選抜のおさらい

「総合型選抜」とは、旧「AO入試」のこと。志願書などの書類審査、面接、小論文、プレゼンテーションなどを課し、受験生の能力や適性、学習意欲などを多面的・総合的に評価する入試方式です。

旧「AO入試」では、一般入試のような複数科目の学力テストが課されない代わりに、学習意欲や目的意識、志望する学部・学科との相性が重んじられるのが特徴でした。

昨年度からは、名称とともに「知識・技能」「思考⼒・判断⼒・表現⼒」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(主体性・多様性・協働性)」の学力の3要素を問う入試に変更されました。

また、昨年度入試は一般選抜がどういう状態で受験できるか不透明な状況で、年内に合格がもらえる総合型選抜や学校推薦型選抜での合格を狙う受験生の注目を集めました。

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入試スケジュールのチェックをしてみよう!

国公立大学の総合型選抜のスケジュールは、大きくわけて2パターンがあります。

1つめは9〜10月出願→11〜12月合格発表、2つめは1月に出願→2月頃合格発表というもの。

なかには、8月のスクーリングなどの出席を前提とする早期スタートの方式や、年内の9月〜10月に出願し、年初の共通テスト受験後、2月頃に最終合格発表になるような長いスパンの選抜方式もあります。
 
総合型選抜の選抜方法は、一般に「学力型」「対話型」「実技型」に大別されるといわれています。国公立大学で多いのは「学力型」。大学入学共通テストを合否判定や参考に採用するところも多くあります。ここはさすがに国公立。簡単にパスできることはありません。
 
それでも、年内に合否がわかる方式ももちろんあります。
今回は全国の主要な国公立30大学が実施する総合型選抜のうち、2021年9月中旬〜10月出願で年内に合格発表がある方式をご紹介します。
(以下、2021年9月5日現在/進路企画調べ)

旧帝大を目指すなら北海道大、東北大

まずは、最難関の旧帝大を目指す人向けの情報を。年内合格発表の総合型選抜を実施しているのは、北海道大学と東北大学。東北大学は、京大などに先がけてAO入試(現総合型選抜)に力を入れてきたことでも知られています。

■北海道大学 フロンティア入試TypeⅡ
対象:理学部/工学部
日程:【出願期間】10月上旬→【第1次選考】書類選考→【第1次選考結果発表】11月上旬→【第2次選考日】11月下旬→【最終合格者発表】12月上旬

■東北大学 AO入試(総合型選抜)Ⅱ期
対象:文学部/教育学部/法学部/理学部/医学部/歯学部/工学部/農学部
日程:【出願期間】10月中旬〜下旬→【第1次選考日】11月上旬→【第1次選考結果発表】11月中旬→【第2次選考日】11月中旬→【最終合格者発表】11月下旬

*編集の都合上、対象は学科名以降を省いて記載しています。
*最新および詳細は、各大学の募集要項・変更情報で必ずご確認ください。

千葉大・横国大など、地元の有名国公立大学で総合型選抜を探す

Withコロナ時代において、オンライン教育の急速な普及で距離があまり問題にならなくなってきた大学でも「地方の時代」という見方があります。中堅〜上位校で成績優秀&アクティビティの成果も上々という生徒なら、地元の国公立大学の総合型選抜に募集があればぜひ狙ってみるといいでしょう。年内合格を目指すなら、以下の大学が狙い目です。

■千葉大学 総合型選抜
対象:理学部 物理学科・地球科学科
日程:【出願期間】9月下旬→【第1次選抜】書類選考→【第1次選抜合格者発表】10月下旬→【第2次選抜日】11月中旬→【第2次選抜合格者発表】11月中旬→【第3次選抜日】11月中旬→【最終合格者発表】11月下旬

■横浜国立大学 総合型選抜
対象:都市科学部 建築学科
日程:【出願期間】9月中旬〜下旬→【第1次選抜日】10月中旬→【第1次選抜合格者発表】10月下旬→【第2次選抜】11月中旬→【最終合格者発表】12月上旬

■新潟大学 総合型選抜(大学入学共通テストを課さない)
対象:経済科学部
日程:【WEB登録・出願期間】9月上旬~9月下旬→【2段階選抜における第1段階選抜実施有無の発表】9月下旬→【2段階選抜における第1段階選抜結果の発表】10月下旬→【試験日】11月中旬→【合格者発表】12月中旬

■大阪公立大学※ 総合型選抜
※2022年4月「大阪府立大学」・「大阪市立大学」が合併し開学予定
対象:現代システム科学域 教育福祉学類
日程:【出願期間】10月上旬〜中旬→【第1次選考】書類選考→【第1次選考合格者発表】10月下旬→【第2次選考日】11月中旬→【最終合格者発表】12月上旬
対象:工学部 海洋システム工学科
日程:【出願期間】9月上旬〜中旬→【第1次選考】書類選考→【第1次選考合格者発表】10月上旬→【第2次選考日】10月上旬→【最終合格者発表】11月上旬〜中旬

■広島大学 総合型選抜 Ⅰ型、Ⅰ型(一般型)
対象:総合科学部/教育学部/理学部
日程:【出願期間】10月上旬→【第1次選考】書類選考(理学部 数学科、物理学科を除く)→【第1次選考合格者発表】11月上旬→【最終選考日】11月中旬〜下旬(学部等により異なる)→【最終合格者発表】12月上旬

■広島大学 総合型選抜 IGS国内選抜型
総合科学部 国際共創学科
【出願期間】10月上旬→【第1次選考】書類選考→【第1次選考合格者発表】11月上旬→【最終選考日】11月中旬→【最終合格者発表】12月上旬

*編集の都合上、学科名以降を省いて記載している場合があります。
*最新および詳細は、各大学の募集要項・変更情報で必ずご確認ください。

英語特化、理数特化などユニークな選抜方式も

すべての授業を英語で行う秋田県の国際教養大学が実施する英語小論文+出願書類の内容をもとに行われる日本語・英語の面接の選抜など、生徒の強みに特化したユニークな選抜方式を採用している大学もあります。

千葉大学の「理数大好き学生選抜」など、理科・数学が得意な受験生におススメな入試もあります。強みを最大限に活かせる大学・方式を探してみましょう。

■国際教養大学 総合選抜型入試Ⅰ(4月入学)
対象:国際教養学部
日程:【出願期間】10月下旬〜11月上旬→【試験日】11月中旬〜下旬・11月下旬→【合格者発表】12月上旬

■千葉大学 総合型選抜(理数大好き学生選抜 方式Ⅱ)
対象:工学部 総合工学科 物質科学コース
日程:【出願期間】9月下旬→【試験日】10月下旬→【合格者発表】11月中旬

■広島大学 総合型選抜 Ⅰ型(化学グランプリ利用型)
対象:理学部 化学科
日程:【出願期間】10月上旬→【第1次選考】書類選考→【第1次選考合格者発表】11月上旬→【最終選考日】11月下旬→【最終合格者発表】12月上旬

■広島大学 総合型選抜 Ⅰ型(日本地学オリンピック利用型)
対象:理学部 地球惑星システム学科
日程:【出願期間】10月上旬→【選考日】11月中旬〜下旬→【最終合格者発表】12月上旬

■広島大学 総合型選抜 国際バカロレア型
文学部/歯学部/教育学部/薬学部/法学部/工学部/経済学部/生物生産学部/理学部/情報科学部/医学部
【出願期間】10月上旬→【第1次選考】書類選考(教育学部第三類(言語文化教育系)日本語教育系コース、第四類(生涯活動教育系)健康スポーツ系コースのみ)→【第1次選考結果発表】11月上旬→【選考・最終選考日】10月下旬・11月中旬〜下旬(学部により異なる)→【最終合格発表】12月上旬

*編集の都合上、学科名以降を省いて記載している場合があります。
*最新および詳細は、各大学の募集要項・変更情報で必ずご確認ください。

出願をするなら、まさに「今」です!

年内合否の出願は9月から10月がメイン。まさに「今」なのです。
各大学の公式サイトには、総合型選抜の概要が掲載されています。
 
出願可能なエリア、日程、条件などで揃うなら、ぜひ試験の詳細を調べてみてください。総合型選抜の出願は、「専願」が原則になります。将来のことも考えながら検討していただければと思います。
 

なお上記の情報は、新型コロナウイルス感染症の状況などに応じて変更になる場合があります。最新情報を必ず大学サイトでご確認ください。

SINRO! 編集長 河村卓朗
 

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