6月に入り、専門学校のAO入試へのエントリーが始まります。
志望校調べが充分でない方は、まだ慌ててエントリーをしなくても大丈夫です。
ここで改めて、専門学校選びの重要ポイントをお伝えしたいと思います。
皆さんこんにちは、進路企画河村です。
一学期も半ばに差し掛かり、6月に入りました。
6月といえば専門学校のAO入試へのエントリーが本格化します。
いつも申し上げる事なのですが、AO入試エントリーは急いで決めるべきではありません。早割などの特典はあくまでも参考程度と考え、最も大事な志望校の中身をしっかり吟味したうえで決して焦らずにエントリーをしていただきたいと思います。
目先の数十万も大事ですが、2年間で200万を超える投資をする価値がある学校を選んでいただきたいです。
今年の高3生に性急なAO入試のエントリーをしてほしくない大きな理由の1つに、昨年の今頃はコロナ禍で上級学校(専門学校や大学・短大)の見学会が軒並み中止となるなど、当時の高2生にとって非常に進路選びの情報収集が難しい状況だったことが挙げられます。
今の今まで実際に専門学校を見ないで志望校を決めてAO入試のエントリーを考えている高3生が意外と多いのではないか?という懸念があります。
身に覚えのある方は、エントリーをする前にまず、対面でしっかりと気になる専門学校を何校か自分の目で見てから決めるようにしましょう。
4月に上梓させていただいた「SINRO!専門学校号」は、おかげさまで多くの高校から追加注文をいただいております。
ある高校の先生から「この本は、個人情報をむやみに取ろうとする学校に注意しよう、楽しいよりも授業時間数や就職が確かな専門学校を選ぼう!と、踏み込んだ専門学校の解説をしている点が好きだ」
と、いう大変嬉しいメッセージをいただきました。この点こそ、弊社の専門学校選びのコダワリであります。
聞けばこの先生は進路指導の大ベテランで、本誌の方針に大いに共感するが最近は生徒への指導・助言のさじ加減が非常に難しいとおっしゃっていました。
生徒が行きたいという専門学校が、「(先生からみて)楽しいだけで中身が微妙(な学校)」だと思う場合に、もう少し他校も調べてみては?と、アドバイスをしたいけれど難しいそうです。
実話として「ウチの子が調べてきた学校にケチをつけてヤル気を削ぐとは何事か!」と、保護者に凄まれたり、生徒本人がヤル気を無くしたりする場合もあるので最近は軽々に助言ができない空気があるそうです。
これはその学校だけの話なのか、他校でも「よくある」話なのか、とても気になるところです。
専門学校には、大学でいう偏差値のような物差しがありませんので何をもって「良い専門学校」といえばよいか、非常に難しい面があります。
私自身、この2年間で40校以上の専門学校を取材しましたが、知れば知るほど、本気で教育を行う専門学校は確実に存在する!と確信しています。
進路企画では、授業と教員の質、就職実績・サポート、施設環境などがしっかりしていて情報開示がクリアーな学校を高校におすすめするようにしています。
*弊社が考える、専門学校の選び方はコチラ
1つのことを究めてプロになる専門学校。簡単な道のりではないですが、せっかく選ぶならば、学ぶ事が多く力がつく本格派を選んでいただきたいと思います。
SINRO!編集長 河村 卓朗
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