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【総合型選抜 対策】まだやっていない人は、今すぐ大学動画を見ること!

  • 大学・短期大学進学 2020年 09月18日

9月15日から総合型選抜の出願がはじまりました。今年は大学の対面型オープンキャンパス(以下OC)の中止が相次ぐなど、情報収集が難しい状況です。本稿では今からでも間に合う、総合型選抜を勝ち抜くための「コツ」をご紹介します。

例年に比べて総合型選抜の準備が遅れている高校が多い!?

私たち進路企画の社員たちは、進路行事をサポートしている首都圏の多くの高校で面接指導をやっています。特にこの8月にお手伝いをした複数の高校で感じたことは、例年に比べて受験準備が遅れているのではないか?ということです。

特に首都圏で中小規模の大学の総合型選抜(旧AO入試)を活用する生徒が多い高校では、志望理由がまとまっていなかったり、志望校のアドミッションポリシーの理解が弱いと思われる生徒さんが少なくないように見受けられました。私はこの原因について考えてみました。

*総合型選抜を受けるべき人についての記事はコチラ


準備が遅れがちなのは、オープンキャンパス(以下OC)で大学動画を見ていない受験生が多いから!?

いつもの夏であれば大学のOCが目白押しです。近年ではほとんどの高校生が学校からの指導もあり、夏休み中に数校を訪ねてレポートを提出する、という段取りになっていることと思います。つまり、自主的ではないにしろ必ず大学を見に行っていたわけです。

ところが今年は長引く新型コロナウィルス感染症の影響で、対面型のOCを中止する大学が相次ぎ、代替え手段として動画による情報提供がなされています。

オンライン・動画OCとなると、自宅で視聴が可能なのでとても便利な反面、しっかり見る人と見ない人の差がかなり出ているようです。ここが今年の問題です。

志望校がハッキリ決まっている、あるいは難関大学 を目指す人は、おそらく放っておいても自分から見て調べていることでしょう。

しかし、まだ志望が固まっていない、のんびり派の受験生はなかなか自主的に気になる大学の動画を見て調べる行動に至っていないのではと思います。調べなければ当然、志望校理解も深まりません。

さて、ここからが本題。10月から本格化する各大学の試験まで日にちも少ないですが、今からでも効果が期待できる総合型選抜を勝ち抜く「基本的な準備」についてご紹介します。


今からでも遅くない!志望校の大学の動画コンテンツをしっかりチェックする!

総合型選抜は何と言っても志望校・志望学科への入学したい理由・熱意が重視される入試です。つまり、志望校をどれだけ調べるかが大事で、そこに自分の高校時代の活動を重ねて志望理由書と入学後に学びたいことを語る学習計画書を作るわけです。

その準備のためには、大学が用意した学校説明や模擬授業などのオンラインコンテンツのチェックは不可欠です。これを見ないと情報が集まりません(志望校のアドミッションポリシーは言うまでもなく、理解しておいてください。)。

実はまだやっていないという受験生は今すぐ、志望大学の動画コンテンツをチェックしてください。

 

大学の動画コンテンツを見ておくだけで好印象ということも!

動画チェックのコツは、志望大学の志望学科に関する模擬授業動画を大学案内の学科紹介とセットで必ず見ておくことです(本当は夏前までにやっておくべきことですが)。

そして興味を持った先生の講義名と興味をもったポイントについてメモをしておく。これは志望理由に具体性を持たせるために、面接を成功させるために、絶対必要な作業です!

これはウラ話ですが、中小規模の大学の場合、なかなか自分たちの大学WEBサイトまで受験生がたどり着いてくれないという課題を抱えています(知らないと調べるのは大変ですし、調べない受験生も多いので)。

だから、自分たちの動画サイトを受験生が見つけてチェックしてくれたらそれだけでも嬉しく思う!という大学も少なくありません。

つまり、中小規模の大学の場合、自分たちの大学WEBサイトを見つけて動画も調べた受験生はそれだけでもポイントが高いのです。私がこの記事を書いたのもこれが言いたいためです。

また、仮に新型コロナウィルスの影響で面接を行わない大学の場合、提出書類に動画コンテンツの感想などを書いて、志望理由に重ねれば説得力がアップするはずです。


生の話も大切!周囲の人脈を積極的に活用しよう!

最後に、首都圏の受験生が地元の中小規模大学を総合型選抜で受ける際に役立ちそうなポイントをまとめます。

家が志望校から近い=調べやすい環境(志望大学が見学OKなら見ておく)

先輩で志望校に行っている人が多い=大学2年生以上の先輩なら大学の中身についても詳しいでしょう。1年生にオンライン学習の実態について聞くのもいいでしょう。

高校の先生が志望校をよく知っている=校内に詳しい先生がいないか今からでも探して詳しく教えてもらってください

動画を見て、調べて、詳しい人に聞く。これはそこまで難しいことではありません。しかもまわりはいつもより準備不足な人が多い可能性が高い。

つまり、ここに書いたような「やって当たり前」の準備ができていれば準備不足な他の人よりチャンスがあるということです。10月から多くの大学で試験が始まりますが、まだ1か月弱あります。

今からギリギリまで、できる事をやってベストを尽くしてください!
(文責 SINRO! 編集長 河村卓朗)

 

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