• 進路ニュース
  • 進路・教育最新情報

文科省が令和3年度大学入試の指針について発表

  • 2020年 06月22日

6月19日深夜、文科省が令和3年度大学入試の指針について発表した。

令和3年度大学入学者選抜実施要項について(文部科学省)

学校推薦型選抜(現:推薦入試)、一般選抜(現:一般入試)、大学入学共通テスト(現:センター試験)については時期など変更はなし。一方で、総合型選抜(現:AO入試)に関しては9月1日から出願開始予定だったが、2週間遅らせた9月15日からに変更となる。

 

大きな注目点は大学入学共通テストの追試だ。以下にポイントを挙げる

  1. 追試の日程は例年より1週間遅い2週間後の1月30日・31日に設定。
  2. 追試に関しては全国47都道府県に会場を設置する。
  3. 学習の遅れなどが懸念される現役生は本試験と追試験のどちらかを選べる。(浪人生は選べない)
  4. 本試験と追試の得点調整は行わない。

成績提供のタイミングが私大入試の共通テスト利用型に間に合うかどうかが懸念されている。詳しくは大学入試センターの発表を待ちたい。

 

また、総合型選抜・学校推薦型選抜に関しても受験生に配慮した要請がされている。

  1. 調査書の第3学年の評定欄の記載方法について、臨時休校により、第3学年の評定を記載できない場合は、その理由を付して記載不可とすることを可とする。
  2. スポーツ大会や資格・検定試験の中止に配慮し当初参加を予定していた大会名や資格・検定試験名などを記載することとする。

といった内容だ。

受験生に不利益がないように、という文科省からの要請だが、命令ではないのでこれをどう扱うかは大学によって様々なケースが出ることが予想される。今後発表される各大学の入試要項を詳しくチェックしていただきたい。
 

ページトップへ
メニュー