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オープンキャンパスの歩き方(後編)

オープンキャンパスに参加するメリットとは?

  • 大学・短期大学進学専門学校進学就職 2019年 07月31日

記事の前編・後編

【AO入試はOCでの取材力がカギになる!】

今、私立大学は入学定員厳格化の影響で大手大学の入学枠が減り、難度が上がっている。そんな事情もあり、早期に進路決定ができるAO入試を利用する受験者が増加傾向だ。

この試験は「受験生のやる気」を評価する側面が強く、志望理由や意欲を上手に説明するスキル(面接・プレゼンや文章での表現力)が重要になる。
教員との面接時に「いろいろな学校を見比べたけれども、かくかくしかじかの理由で御校が一番響く内容だったので入りたいです!」と具体的に話せるよう、そのための材料集めをOCでしておこう。

大学の教員から「他大にも山ほどある~学部でなぜうちの大学が良いのですか?」と聞かれた時に、OCの模擬授業を3校見比べてみて御校が良かったと言えれば説得力があるだろう。

本当に熱意のある人は、OC以外の普通の日にも足を運んで調べたりもする。ここまでやれたら大したものだ。

要するにAO入試は、面接官に「この生徒はうちをよく調べていて熱意があるしぜひ来てほしいな」と思わせる事が大事なのだ。
高1・2生の時に、印象に残った模擬授業などはぜひメモ書きをして残しておきたい。先生の名前と講義タイトル、どの部分が響いたかなども書いておくと良い。
すると3年時に改めてその学校を受けるとなったときに、過去のがんばりの証拠となるのだ。

 

【個人情報は気に入った学校のみ提出でOK】

OCに参加すると、今後も資料を送るから住所を書いてください、という話もよく出る。(特に専門学校や短大)
これには少し注意が必要だ。彼らは1人でも多くの学生に入学してほしいために、一生懸命に説明もするし資料も送ってくる。
だが、しばしば「行き過ぎた」アピールをする学校もあるのだ。

だから、あまりしつこく個人情報を求められた場合は毅然と断ろう。個人情報の提出は必須ではない。あくまで見学をしてみて気に入って「もっと情報がほしいな」と思った場合のみ、書けばよいもの。
断りにくい場合は「あとでHPから申し込みます」とでも言っておこう。
(それでもしつこい学校は選択肢から外してよい)

 

【終わりに】

「百聞は一見に如かず」
実際に見て聞く事が、ミスマッチを防ぐ一番の近道。ポイントを以下にまとめておく。
 
①    通学時間が、自分のイメージとズレていないか確認する。(2~4年間毎日通うのだから)

②    施設・設備を見る。(特に専門学校)

③    模擬授業・研究室を見る。(特に大学。理工系志望者は研究室チェックも必須) 

④ OCを運営する在校生や教職員の雰囲気が、自分に合っているかどうかを見る。
(その時たまたま出会った人が良くてその学校に好印象を持つのも立派なご縁)

⑤ 授業以外で支援サービスがあるかを聞く。
(奨学金制度、補修など授業についていくためのサポートがあるか、公務員・就職対策講座がどの程度あるか、大学編入学実績 など)

 

少しでもこの記事をご覧になった皆さんの志望校選びのヒントになれば幸いである。

記事の前編・後編

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