英語のリスニング平均点が大幅増に
1月19日・20日に行われた平成31年度、センター試験の平均点(中間集計)が大学入試センターより発表された。
受験者が多い主要科目である、国語、英語(筆記、リスニング)、世界史B、日本史B、地理B、現代社会、倫理、政治・経済、(倫理・政治・経済)、数学Ⅰ・数学A、数学Ⅱ・数学B、理科①、理科②(地学を除く)に絞り昨年と比較をしてみたい。
平均点がある程度以上に上がった科目では国語(+6.55)、数学Ⅱ・数学B(+5.25)、日本史B(+3.27)、化学基礎(+4.66)、英語(+9.25 リスニング)が挙げられそうだ。*国語、化学基礎、英語リスニングは100点満点換算で計算。
2年連続で平均点が落ち込んだ国語が3年ぶりに上がり、昨年非常に低い平均点となった英語のリスニングは特に平均点が上がっている。あくまで立ち聞きレベルの話だが、実際の機器で体験した予備校関係者の話では昨年に比べて非常に聞き取りやすくなった印象があったそうだ。そのあたりもプラスに働いたのかもしれない。
反対に平均点が一定以上に下がった科目は、地理B( ‐ 3.93)、倫理( ‐ 6.42)、倫理、政治・経済( ‐ 8.56)、生物基礎( ‐ 6.04)、地学基礎( ‐ 5.70)、物理( ‐ 4.86)、化学( ‐ 4.70)。*生物基礎、地学基礎は100点満点換算で計算。
倫理と倫理、政治・経済は下げ幅が大きいとはいえ、現代社会、政治・経済と比べて依然として高い平均点だ。これからの国公立大学入試にどう影響するか注視したい。