2019年4月より新たに創設される「専門職大学」について、10月5日、文部科学省の大学設置・学校法人審議会は設置認可申請のあった13大学・3短期大学・1学科について、1大学のみ開設を認める答申を公表した。
唯一認可されたのは「高知リハビリテーション専門職大学」。残りの学校のうち1大学・1短大は審査保留ということで、指摘された問題を改善・解消することで設置が認められる見込み。それ以外の学校は認可を受けるのは難しいという判断から申請した学校法人が取り下げるという結果となった。
大学設置分科会長・吉岡知哉氏(前・立教大学総長)は「総じて準備不足で法人として大学設置に取り組む体制が不十分と感じられた」とコメントを発表。中には設置基準要件を明らかに欠いている、申請書類に不備があるといった、限られた期間の中で充分な準備がなされなかった学校が多いという現実が浮き彫りとなった。