文部科学省は9月19日、すでに段階的に実施している私立大学の入学定員の管理について、来年度からさらに管理を強化する予定としていたが、これを3年間見送ると発表した。かねてから問題となっていた都市圏大学への学生集中とそれ以外の地域での未充足が、これまでの措置によってある程度の緩和されたため。
現行では総定員8,000名以上の大規模大学では、入学定員の1.1倍を1人でも超えて入学させると助成金を全額不交付とするルールとしているが、さらなる管理強化として1.0倍を超えた人数に応じて交付額を減額させる予定としていた。